· 

ひなちゃんをいじめた高城さんの話

ひなちゃんをいじめた高城さんの話

さてさて、突然ですが・・・

漫画「3月のライオン」のはなし。

 

学年主任の国分先生が

いじめた側に謝罪させるまで

導いたおかげで、

 

イジメの呪縛から

解き放されたクラスの女子たち。

 

一見、成績優秀で先生にも

信頼されている高城さんが

イジメの中心人物でした。

 

ただ、高城さんは

何回も呼び出しを受けても

反省の様子が全然ない。

 

学年主任の国分先生は

手を焼いていました。

 

そこで、国分先生は

そんな高城さんに声をかけます。

 

「お前は不安で不安で

しようがないんだな。

何もやったことがないから

自分の大きさが解らねぇ・・。」

 

「不安の原因はそこだ。

お前が何にも頑張れないのは、

自分の大きさを知って

がっかりするのが怖いからだ。」

 

「だが、がっかりしても大丈夫だ。

自分の大きさがわかったら、

何をしたらいいのかがやっとわかる。」

 

「自分のことがわかってくれば、

やりたいことも

だんだんぼんやり見えてくる。」

 

「そうすれば今の

そのものすごーい不安からだけは

抜け出せることができるよ。」

 

「それだけは俺が保証する。」

 

子どもに対しては、

 

将来には何にでもなれるし、

どんな可能性だってあるよって

言いますよね。

 

でも、言われた子どもからすると、

 

自分には何にも見えないのに、

「さぁ何でもお好きにどうぞ」では、

 

まったく見当がつかずに、

戸惑ってしまうでしょう。

 

どんな選択肢があるのか、

“わたし”を知ってからでないと、

 

漠然とした

不安ばかりでしかたがないのです。

 

そういえば、子どもの頃の

わたしもそう思っていたのかも。

 

だから、子どもに伝えたいのは、

 

やりたいことは本気で、

とことんまでやってみること。

 

途中であきらめない。

 

自分は何が好きなのか、

何だったらできるのか。

 

そんな自分や周りの世界を

知ることができれば、

 

自信をもって

歩き出せるはずだと思います。