弊教室には自習室があるので、
早く来ては学校の宿題をする生徒がいます。
小学校の内容であれば、
指導するのもやぶさかではないので、
声をかけるのですが、
「宿題は小学生の義務」
と、言わんばかりの剣幕です。(^^ゞ
やっつけ感を
丸出しにする生徒を見て思いました。
自分の興味があり、
好きなものは勉強しますよね。
「勉強を好きになったらいいよ」
と迂闊にかる~い気持ちで言うと、
「勉強は面白くないし・・・
先生はおとなだけど、
勉強したことを全部覚えてるの?
勉強してて面白かったの?」
と怒涛のカウンター攻撃に、
面を食らってしまいました。(笑)
あんに学校の勉強をしても、
無駄だと言いたかったんでしょうが、
そういえば、
わたしも苦手な科目はきらいだったな、
と思い出し、
そこで本日のテーマ、
「学校の勉強は無駄なの?」となるわけです。
勉強をする理由として、
よく言われてるのは、この2つ。
① 人生を豊かにするため
たとえば、
サッカーやラグビーも
ルールを知ってるとより楽しいし、
神社にお参りも、
歴史背景を知ることで
深い意味を持たせることができる。
旬のお野菜はおいしいし
栄養も高いと知ればより豊かに感じます。
② 選択肢が増える
小遣いが10,000円と300円の違い。
10,000円なら1,000円でも買えるが
300円なら1,000円を買えない。
そして、漫画(ドラゴン桜)では、
「勉強しないのは負け犬だ。
社会は頭のいい人の
都合のいいように作られている」
なんて過激!?なものもあります。
そして、
インターネットにあった言葉も紹介します。
「己の怠惰ゆえの無知と無学は
ゆくゆくひがみや妬みに姿を変える
低層を輪廻し続ける妖怪のようなもの
対し知識や博学は己を守る術となる
自分を守るために勉学なさい
先人が解明した魔法を知る権利である」
よって、勉強をするメリットは、
① 人生や心を豊かにするため
② 選択肢が増える
なんだけども、
勉強をする行為そのものが、
自信となり、向上心につながる。
好奇心や探求心があるから
充実した日々を過ごせる。
勉強をすることで、
他人をひがんだり妬まなくて済む。
つまり、
勉強は偏差値を上げるためではなく、
人生を楽しむために
するものなんですよね。
で、
このようなおとなでも
なかなか理解にむずかしいことを、
こどもに
伝えるにはどうすればいいのか?
悩ましいことですが、
おとなであるわたし自身が、
勉強を楽しむ姿を見せることで
すこしは理解が深まってくれると
嬉しいなと思います。