昨日からの続きです。
大還元の「もどす数字」
を、間違う生徒が多い話からですね。
たとえば、
“大還元” 14,756÷217=68
まずは、商7を立ててひくが、
7×7=49の段階でひけなくなる。
ここで「もどし算」。
商7から1をひいて商6にするのは
ほとんどの生徒ができますが、
217のうち7の段階で
もどし算になったので、
それまでの21をもどす必要があるのに、
うっかり、2しかもどさないことです。
還元練習の癖ですよね。
そういった間違いの多い生徒には、
「もどしてない数字があるよ」と、
言うだけでOKです。
そうすることで、
自分がなぜ間違えたのかを
気付くことができるからです。
ここまで、経験上多かった、
もどし算の間違いポイントを話しました。
その他にも、
もどした後のひきざん忘れなどがあります。
ただ、やはり生徒の習熟度はそれぞれです。
みとりざん → かけざん → わりざん と順に
その生徒をこれまで指導してきて、
ひきざんはよくできたか、
“が”や“0”の計算をうまくやれるかなどを
把握することが、
間違い原因の推測に
直結することを忘れてはなりません。