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柘植玉(ツゲ玉)と樺玉(カバ玉)のちがい

ツゲ玉とカバ玉のちがい

そろばん購入時のお悩み相談として、

“柘植玉(ツゲ玉)” と “樺玉(カバ玉)” ではどちらがいいの?と、お聞きしました。

画像でいうと、左がツゲ玉、右がカバ玉です。※ 左のツゲ玉は樹脂製なので厳密にはツゲ色玉です。

 

まず、ほとんどがツゲ玉やカバ玉ですが、ほかにもイス玉や黒檀玉、紫檀玉などあります。

材料の産地は、、、、

って、

「だからなんやねん!そんな “うんちく” いらんわ!」と、突っ込まれそうなのでこの辺にしておきます。(笑)

 

一番知りたいのは どちらがいいのか ということですよね。

 

結論から申し上げますと、

余程の達人レベルではない限り、“どちらでも大差ない” です。

よって、どちらかというと、

「はじめてのそろばん」として購入機会の多い、“カバ玉優勢” かなという感じです。

※ カバ玉は初級者から上級者まで一般的に普及しています。

 

“ツゲ玉” のメリットは、手になじむと使い勝手が良くなり硬く軽いと言われ上級者に多く支持されております。

 

とはいえ、私は珠算7段ですが、

「 “ツゲ玉” だったら珠算10段合格できたのでは?」と、思えません。(笑)

 

ただ、最高級なそろばんにはツゲ玉率が高いので、

いづれは、、、とお考えであれば「はじめてのそろばん」からツゲ玉でというのも選択肢の1つです。

 

やはり、ツゲ玉だからいいそろばんだというよりも、

玉・枠・芯竹などの材料等級や生産技術の高さなどを総合的にみて

いいそろばんかどうかを判断するべきです。

 

稲葉谷珠算教室では

求める目標に沿った適切なそろばんをご紹介します。ご安心ください。(^^ゞ

 

 

最後に、余談ですが

ツゲ玉とカバ玉の違いを、私の思い出話でどうぞ、、、。

 

私の「はじめてのそろばん」はカバ玉でした。

何年かして、上級者になったお祝いで新しいそろばんを購入することになりました。

その際には、「ツゲ玉とカバ玉のどちらがいい?」と、実際に新品をさわり比較することができました。

 

すると、普段使っている玉の色は茶色です。どうしてもツゲ玉の黄色はチラチラして色的になじめませんでした。

ツゲ玉は明るい黄色なので、“玉自体” が大きく見える効果がありますが、反対に光に反射して見難いこともあります。

 

次に、ツゲ玉をはじいた感触についてです。

玉の動く滑らかさはカバ玉と大差ありませんでしたが、玉自体はツゲ玉のほうが軽く感じられました。

玉をはじく感触が変わるので、正確に計算できるか不安になったものです。

 

さらに、ツゲ玉には上級者のイメージがあり憧れていたのですが、

最終的にはカバ玉からツゲ玉に変わったからといって上達するわけではないと気づきまして、、、。

 

結局、2代目そろばんは普段使い慣れている “カバ玉” になりましたとさ。( `・∀・´)ノ

 

おしまい。 って、「この話に誰が興味あんねん⁉」(笑)