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持てる力は出し切った

持てる力は出し切った

TVでしょっちゅう流れてました。

ビールを飲みながら観戦する様子。(笑)

 

肩ひじ張らずに

ラグビー観戦を楽しむ姿は素敵ですよね。

 

さて、本日は、

リーチ・マイケル主将のことを、

 

印象的に語った記事や言葉が

気になったのでご紹介します。

 

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日刊スポーツ新聞社

2019/10/21 05:00 より抜粋。

 

南アフリカがボールを蹴り出すと、

リーチは右膝をつき、天を見上げた。

荒い呼吸で秋の夜風を吸い込んだ。

 

初めて進んだ準々決勝。

日本代表の戦いが終わった。

 

ふーっと息を吐くと、

もう、誰よりも強い主将の姿がそこにあった。

 

ピッチでの円陣。

 

ともに戦った仲間に

「下を向く必要はない。胸を張ろう。今後の態度が大事だ」

と力を込めて言った。

 

涙を流す稲垣とがっちりと握手。

ファンの待つスタンドに

ゆっくりと進み、深々と頭を下げた。

 

世界を驚かせてきた歩みは8強で止まった。

 

だが、大会を通じ、

日本の強さをこれでもかと見せつけた。

 

「このチームの主将ができて誇りに思う。

3年前から努力し、勝つためにすべてのことをやってきた。

今日は南アフリカが素晴らしかった。

80分戦い抜けたのはこのチームの強さ。

多くのファンに感謝したい」

 

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持てる力は出し切った。

体はぼろぼろだった。

ピッチに立った全員が力の限り走り続けた。

肩を寄せ合った仲間の体温が、

これまでの日々を思い出させた。

逃げない。ただボールを必死に追った。

 

80分間、死力を尽くした。

 

そんな姿を見せられたら、

ろくにラグビーのルールを知らなくたって、

 

感極まって涙するに決まってるんです。